消費者金融の過払い金が発生しているパターンがあります。
そのパターンに自分が当てはまっているのであれば、引き直し計算などをしてみる価値があるのではないでしょうか。
では、消費者金融からの借り入れに対して、過払いが発生しているパターンについて、紹介しようと思います。
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1.消費者金融からの借り入れが長いと過払いが発生している可能性がある
消費者金融からの借り入れ期間が長いと、過払い金が発生している可能性があります。
借り入れ期間と過払い金というのは、大きな関係があるのです。
借り入れをしている期間が長いと、その間に金利が変わったりしていることがあります。
法に則った金利であれば問題はありませんが、上限金利が18パーセントと決められたのは、本当に最近のことなのです。
ですから、それ以前からの借金を返済していたり、借り入れと返済を繰り返している場合には、過払い金が発生している可能性が高いのです。
返済中の借金に関しては、10年以上の取引があれば、過払い金が発生しているパターンと推測することができます。
実際に発生しているかどうかというのは、取引履歴を開示してもらって、引き直し計算をしなければ分かりません。
ただ、過払いをしている可能性がある目安としては10年以上の取引があることというのが、一定の目安になっているのです。
消費者金融と10年以上の取引をしていれば、過払いが発生している可能性があるので、引き直し計算などをしてみてください。
2.金利が規制される前の借金は、過払い金がある場合が多い
金利が規制される前のサラ金からの借り入れには、過払いが発生していることが多く、消費者金融に対して過払い金の請求をすると、ほぼ確実に手元に戻ってきます。
出資法の改正によって、2010年に上限金利は10万円以下なら20パーセント、100万円以下なら18パーセントなどと決められました。
それ以前は29.2パーセントだったので、大きな金額の開きがあるのです。
2010年に完全施行されたため、この法律が制定される前の借金に対しても、この法律は有効になります。
上限金利を超えての金利で貸付を行うと、20パーセント未満の分は無効になり、それ以上であれば刑事罰の対象となってしまうのです。
例えば、2010年の完全施行前に借り入れをした借金を未だに返済しているという場合、施行以前の金利や現在の金利を確かめることで、過払いに気付くことが出来る可能性があるのです。
過払いがあれば、今残っている借金を相殺できたり、減額することも可能です。
消費者金融との取引が2010年以前から続いている場合には、過払いについて確認してみるといいかもしれません。
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3.サラ金からの借金を完済していると、取り戻せる金利があるかもしれない
完済している借金に対しても過払いは発生していることがあるので、消費者金融に対して取引履歴開示請求をしてもいいかもしれません。
完済した借金については、10年以内であれば過払いした分の金額を取り戻すことができます。
10年を過ぎてしまうと、過払い金に対する時効が成立してしまうので、もし過払い金があったとしても取り戻すことが困難になってしまうのです。
ですが、10年以内であれば、簡単に過払い金を取り戻すことができます。
借金というのは、借り入れをするのは簡単でも、返済をしていくのが大変なものです。
利息や元金を返済していくというのは、借り入れ額が大きいと、それだけ大きな負担になります。
その大きな負担になっている原因の1つに、高すぎる利息があるのです。
利息が高ければ元金が減らないので、なかなか完済することは出来ません。
ようやく完済したのであれば、後は過払い金についてしっかり調べておきましょう。
もしかしたら、消費者金融に返済しすぎた借金があるかもしれないので、過払い金として取り戻すことができるかもしれないのです。
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