最近は、専業主婦であっても借金があって、債務整理を行ったという人もいます。
主婦の借金の理由はいくつかありますが、お金がない状態から返済能力までない主婦が多重債務などに陥ってしまうと、債務整理をしなければいけない状況になってしまうのです。
専業主婦が債務整理をしたあとに注意することについて、紹介します。
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1.家族の協力が必要になる
専業主婦が債務整理をするときには、家族の協力が必要になります。
債務整理というのは、今の借金から利息などを引いた分を返済していくためのものです。
ですから、債務整理をしたら借金がなくなるというわけではなく、返済するべきお金というのは残ってしまうのです。
とはいえ、専業主婦は働いていないので、自力で返済していくことが困難になります。
その場合、夫などの収入から返済をしていくことになります。
なので、夫の収入証明などの書類が必要になるのです。
つまり、夫に内緒の借金であっても、債務整理をするときには、きちんと事情を話しておかなければいけないということになります。
夫に事情を話した上で、債務整理をするので協力して欲しいとお願いをしなければいけないことになります。
債務整理というのは立派な金融事故なので、債務整理を行うと色々な不都合があります。
それらを承知の上で債務整理をしなければいけない状況になったのだとしたら、専業主婦は家族にその事実をきちんと話しておくべきです。
2.パートを始める必要がある場合がある
債務整理のなかの任意整理をする場合、専業主婦はパートを始める必要があるときがあります。
専業主婦というのは、自分でお金を稼いでいないので、返済能力がありません。
任意整理というのは、借金の金額を減らしてから返済を続けていくことなので、返済していく能力がなければ意味がないのです。
なので、今までは専業主婦であった人でも、パートを始める必要がある、ということになります。
自分でお金を稼いで返済をしていくことが、任意整理や債務整理では大切になるのです。
自分で返済をしないのであれば、自己破産という方法になってしまう可能性があります。
自己破産をした場合、自分名義の車などはとられてしまうので、あまりいいものであるとは言えないでしょう。
とはいえ、パートなどで少しお金を稼いで返済をしていく意思がないのであれば、自己破産をしてもやむをえないと言えるでしょう。
ですが、後々になって後悔することになると思うのであれば、専業主婦はパートなどで収入を得て、債務整理をすることをおすすめします。
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3.ブラックリストに載ってしまう
専業主婦に限らず、債務整理を行うということは、ブラックリストに載ってしまうといことになります。
債務整理というのは、金融事故です。
支払えないから何とかしてください、というお願いなので、金融会社としては良い情報ではないと判断することが出来ます。
金融会社を利用する人には、信用情報というものが作成されます。
信用情報は、その人が返済をきちんと行っていたかや、何社からいくら借りているのかということが載っているものです。
ここには過去の金融事故情報も載ってしまうので、当然、債務整理をしたことがあるというのは載ってしまいます。
これがいわゆるブラックリスト入りというもので、債務整理をした人には、一般的にお金を貸すことはありません。
債務整理を行ったという情報は、5年程度信用情報から削除されないので、少なくとも5年は新しく借入をすることなどは出来ません。
専業主婦の債務整理というのは、ブラックリストに載ってしまうというリスクを背負ったものなのです。
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