消費者金融とは何かと聞かれたとき、きちんと答えられる人は少ないと思います。
今、消費者金融は、金融業界において大きな役割を果たしています。
では、改めて消費者金融とは何かについて、考えていきましょう。
スポンサーリンク
1.消費者金融とは小口融資を専門にしている
消費者金融とは、小口融資を専門に行うことを指しています。
また、無担保で金銭の貸付を行う業者のことを、消費者金融業者というのです。
個人への小口融資が一般的ではなかったときには、銀行が企業に対して行う大口融資が一般的でした。
大口融資は企業への貸付けですが、これを個人向けにしたものが消費者金融の小口融資なのです。
現在日本では、10人に1人が消費者金融を利用していると言われています。
1929年に一時、個人への小口融資が行われていましたが、これは太平洋戦争によって中断されてしまいます。
再び個人への小口融資が復活をしたのは、現在のSMBCコンシューマファイナンスの前身である、関西金融がきっかけでした。
関西金融は個人に向けて、無担保で、借入限度額の範囲内であれば自由に借り入れが出来るシステムを作りましたが、これが現在の消費者金融のカードローンの原型になっています。
つまり、消費者金融とは、個人への小口融資を専門に扱う金融業者のことなのです。
2.無担保・無保証での貸付ができるキャッシングである
無担保・無保証で貸付をする業者のことを、消費者金融業者といいますが、この貸付のことを消費者ローンと言います。
消費者金融は、基本的に無担保であり、保証人も必要ありません。
この消費者金融の仕組みが出来上がるまでは、借金をするときには保証人や担保が必要でした。
ですが、保証人や担保が必要な借金というのは、誰でも借りられる借金ではありません。
特定の人しか借りることが出来ない借金というのは、利用者の数も限られてしまうのです。
そこで登場したのが、無担保・無保証で借り入れが出来る消費者金融です。
それまでの借金とは違い、誰でも借りることが出来る借金は、一般に広く親しまれていったのです。
現在は、利用限度額内であれば、自由に借り入れと返済をすることができる借金が一般的になってきました。
コンビニなどでも24時間対応しているので、必要なときに必要な分だけ借入をすることが出来ています。
消費者金融とは、無担保・無保証での借り入れができることが大前提になっているのです。
スポンサーリンク
3.サラ金の悪いイメージとは違う対応を期待できる
消費者金融とは昔、サラリーマン金融、サラ金と呼ばれていました。
サラ金と聞くと、今でも悪いイメージを持ってしまう人は多いと思います。
借金の返済が出来ないと督促が酷くなったり、家族や会社にまで迷惑をかけてしまうような借金であるというイメージを持っている人が多いと思います。
ですが、消費者金融を実際に利用してみると、そのイメージを払拭することが出来るのです。
例えば、万が一返済が遅れてしまいそうなときには、具体的な日にちや返済が遅れる理由などを話すことによって、返済期日を延ばしてもらうこともできるのです。
消費者金融は、無理やり取立てをすることはありません。
もちろん、返済期日になっても返済をせず、連絡もないような状態のときには、電話がかかってくることがあります。
ですが、理由を話して期日の相談をすれば、無理に払わなければいけないということにはならないのです。
サラ金の悪いイメージが強い消費者金融とは、実は、利用する側にも優しい対応をしてくれることがあるのです。
スポンサーリンク