テクニカル分析で役立つライン手法
時間がない、お金がない、分析するノウハウもない。
そんな人にはラインを考えたシンプルなトレードがおすすめです。
複雑なチャート分析を使わず、重要なラインを見ながら判断していく。
プロのトレーダーでも高等数学や特殊なインディケーターを使用しているとは限らないのです。
ライン分析でトレードに役立つ5つのポイントを紹介します。
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基本的なラインの特徴を知る
▽代表的なライン
- サポートライン
- レジスタンスライン
- トレンドライン
- チャネルライン
- ネックライン
FXや株でのテクニカル分析ではいくつものラインの考え方があります。その中でも重要視されているのが上記にあげたラインです。
1のサポートラインは上昇トレンドでは特に有効なラインです。
逆に下降トレンドがある時にはサポートラインを見つけても機能しづらく割り込みやすいものです。
トレード手法の「押し目買い」はサポートラインだけでする投資家もいるくらいで、慎重かつ利益の出やすいラインと言えます。
2のレジスタンスラインは下降トレンドで強力なラインとして機能します。
上昇トレンドでのレジスタンスラインも抜けることが出来ずに反発することも多くなり、チャート分析をしていく上で必須なラインと言えます。
株価でも為替レートでも、青天井に上昇し続けることはありませんからどこかで一区切りついてくるものです。
その後の下げでレジスタンスラインが形成されやすくなります。3のトレンドラインも多くの投資家が注目する部分でしょう。
目安となる高値安値同士を結んで線を引きます。もちろんトレンドが発生している時に、同じ方向へと機能するものです。
ラインの引き方にも個人差があり、誰が見ても分かるトレンドラインが重要なポイントと考えられています。
4のチャネルラインはトレンドラインと水平に引く線です。
決済ポイントや逆張りポイントでもあり、トレンドラインとセットで使用していきます。
他のラインと比べると重要度は低く、チャネルラインを抜け出していくことも多く存在します。
5のネックラインは押し目買いや戻り売りのポイントとしても機能します。
トレンドの最中にある時、注目すべきポイントの一つです。
時間軸によってもネックラインが変わるため、慎重に分析しながらトレードしていくものです。
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どのラインが重要かを見ていく
テクニカル分析ではいくつものトレード手法があり、線の引き方一つとっても人それぞれです。
「サポートラインを引く」としてもどこに引くのかで判断が分かれます。
デイトレーダーなら1時間足や15分足など短期で見て判断するでしょう。
日足以上の時間軸よりもスキャルピングがしやすい5分足などを重要視していきます。
逆に機関投資家やヘッジファンドなどは週足や月足などを見ているとも言われます。
上記に挙げたような5つのラインはチャートを見ていく上での必須ポイントと考えられています。
持ち合いになっている時のトライアングルなども参考にすべきポイントですが、まずは5つのラインを見ていきましょう。
ラインをブレークしただけで判断しない
実際のトレードをしてみると、「ラインを抜けたか抜けないか」の微妙な状況に出くわすことがあるでしょう。
下ひげを付けて終値がサポートラインを割り込んでいない場合、それは「サポートラインを抜けていない」と考えることが多いものです。
同じようにトレンドラインも割り込んだ場合、トレンドが終了したかのようにも思えますが実際にはそうはならないことも多いのです。
ラインを抜け出していくことでストップロスでレートが急激に動くこともありますが、反発するパターンも出てくるのです。
サポートやレジスタンスラインを抜け出した後はその後の戻りを狙うトレード手法もあります。
「レンジブレイクからの押し目買いや戻り売り」がそれに当たります。
トレンドラインやその他のラインを割り込んだ場合にはこの手法は使いづらく的中しづらいものになるでしょう。
一般的にサポートやレジスタンスのラインを抜け出すと「サポートとレジスタンスの反転」が起こると考えられ、関係が逆転することが多くなります。
サポートラインがレジスタンスラインに変化し、レジスタンスラインがサポートラインへと移り変わるのです。
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