成功した投資家の人物像は
日本ではあまり有名でないものの、投資家としては世界的に知名度のあるジム・ロジャーズ。クォンタム・ファンドという自身のファンドを持ち、様々な投資を行なうことで知られています。
投資で成功した人物として憧れられる彼の人物像がどんなものなのか?彼の名言から謎を紐といてみましょう。
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ジム・ロジャーズの名言1
ロシア政府や、世界銀行から発表された情報を信じるなんて、正気か?
為替相場でも株価でも政府が介入することが当然のこととなっています。
過去にも大規模な為替介入から為替相場が大きく動かされたことがありました。
特に日本では円高が進むと介入のウワサが上るものです。
一般投資家にとっては為替介入をされる場合に大きな痛手を受ける危険性も持っています。
一度の取引で大損害を出し、お金がない事態に陥りかねません。
ただし、為替介入や中央銀行総裁発言は事前に告知もなく突然に行なわれるものなのです。
今までに為替介入をしないことを強調しておきながらも唐突に介入したり、金融緩和を行なうためプロ投資家だけでなく個人投資家にも悩みの種なのです。
そんな不透明な相場をジムロジャーズが警告をしていると思われます。
ジム・ロジャーズの名言2
自分で調べた会社の株を買いなさい。
さもなければ、家で映画を見ているほうがいい
日本の格言でも「遠くのものは避けよ」という言葉があるように、
ロジャーズも見知らぬ企業の株を購入することに警戒感を持っていることが分かります。
株価は企業の業績悪化だけでなく風評やウワサ、社会情勢に経済事情でも上下動するものです。
見知らぬ土地での経済事情を知らないならば投資しないほうがよい、とロジャーズは考えているのでしょう。
株式投資でもリートでもその土地での事情というものが関与すると言います。
不動産の土地価格の動きは事情を知らない他所の人間に理解できることではありません。
海外の株を買うことはこのインターネット社会の中では誰にでもできることですが、それと同時にリスクもあることを伝えたいのかもしれません。
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ジム・ロジャーズの名言3
安倍首相が今やっていること、つまり紙幣の増刷によって自国通貨の価値を下げるということは、非常にお粗末だと私は思います。
一般的に自国の経済事情が悪化すると金融緩和を行い、紙幣を増刷します。
輪転機で大量にお金を刷っていくことで通貨安へと為替相場は誘導されていきます。
日本ならばアベノミクスと平行して量的緩和、質的緩和が行なわれて円相場は大きく円安へと動くこととなりました。
こうしたお金の余剰=カネ余りがもたらす弊害について、ロジャーズだけでなく多くのエコノミストが異論を唱えています。
大量に溢れたお金がハイパーインフレを呼ぶなどの指摘もあります。現在の日本銀行の黒田総裁は否定していますが、円安による負の側面が出ていることも現実です。
食品や資源などを日本に輸入する場合、円安では多くのコストが必要とされてきます。
円安誘導することにより損害を受ける企業が続出し、倒産に追い込まれる事態にまで発展しました。
円安倒産などとも呼ばれる現象が容認されるのかをロジャーズは疑問を投げかけているのでしょう。
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