ストキャスティクスをfxで利用するときの5つのポイント

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fxにはさまざまなテクニカルツールがありますが、ストキャスティクスは人気の高いテクニカルツールになっています。

短期売買を行うトレードに向いているといわれるテクニカル指標でもあります。

では、ストキャスティクスをfxで利用するときのポイントを紹介します。

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1.fxで使うストキャスティクスは逆張りのテクニカルチャートである

ストキャスティクスをfxで使うときには、逆張りのためのテクニカル指標として利用されます。

そもそも、テクニカル指標を見ながら売買を行うときには、順張りと逆張りの2つの方法があります。

順張りというのは、相場が上昇傾向のときに買い、下落傾向のときに売るといった「価格の流れに沿って売買をする」方法です。

逆張りは、相場が急落したときに買って、急騰したときに売るといった「価格の流れとは逆の動きで売買する」方法です。

逆張りは大きく損をしてしまうこともありますが、その分利益になったときには金額も大きくなるのが特徴です。

ストキャスティクスはオシレーター系指標といわれていて、逆張りに向いているテクニカル指標でもあります。

ストキャスティクスは、過去の一定期間の相場の平均と比べて、現在の相場が売られすぎ、買われすぎという判断をするための指標なので、相場と逆方向のエントリーをすることが出来るのです。

fxで逆張り手法をしている人は、ストキャスティクスを使っている人が多いのです。

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2.「売られすぎ」「買われすぎ」を判断することができる

ストキャスティクスをテクニカル指標として利用するときには、fx相場の「売られすぎ」「買われすぎ」を判断するための材料にすることができます。

ストキャスティクスには「%K(パーセントK)」「%D(パーセントD)」「Slow%D(スローパーセントD)」の3つのラインがあり、このラインから相場の流れを判断することになります。

100パーセントに近いところでラインが動いていれば「買われすぎ」と判断できますし、0パーセントに近いところで動いているときには「売られすぎ」として判断することが出来ます。

一般的には、70~100パーセントのゾーンで動いているときには売りサイン、0~30パーセントのゾーンで動いているときには買いサインといわれています。

相場の反応がはやく出るのは「%K」のラインですがダマシも多いという欠点もあります。

「%D」「Slow%D」の2本のラインを利用したスローストキャスティクスを同時に利用していくと、fx相場の流れを正確につかむことが出来ます。

3.ストキャスティクスをfxで使うならクロスを判断材料にする

テクニカル指標としては反応が早く出すぎてしまうためにダマシが多くなるストキャスティクスですが、その欠点はクロスを見ていくことで補うことができます。

ストキャスティクスをfxで利用するとき、一般的には「買われすぎゾーンなら売り」「売られすぎゾーンなら買い」といった風に、数値だけをみて判断することも多くあります。

ですが、反応が早いストキャスティクスは、少し相場が変動しただけで100パーセントに張り付いてしまったり、0パーセントから動かなくなってしまったりということもありえるのです。

そういうときには、数値そのものではなく、ゴールデンクロスやデットクロスを売買の判断材料とします。

「%Kが買われすぎゾーンで%Dとデットクロスして下がり始めたら売りサイン」「%Kが売られすぎゾーンで%Dとゴールデンクロスして上がり始めたら買いサイン」という判断ができるのです。

ゴールデンクロスやデットクロスで売買の判断をすることで、fxにおけるストキャスティクスをよりうまく活用することができるのです。

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