資産運用の初心者に知っておおくべき4つの方法
これらの方法は、元本を何倍にしたいという時に、そのために必要な金利等を算出してくれるものなのです。
例えば、今持っている元本を2倍にしたい!と考えます。
しかし、本当にその考えを念頭に置いたうえで投資の手段を選んでいますか?
実際はそうではない方が圧倒的に多いです。
しかし、どの投資手段を選ぶかその選択にもこの法則は役立つのです。
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1.会計の父が述べたとされる72の法則を知る
では、まずは資産運用における72の法則からご紹介していきます。
これは、元本を2倍にするためには大体どのくらいの年数や金利が必要になるのかを簡単に求めるためのものです。
使い方もとっても簡単で、「金利(%)×年数(年)=72」という数式を使います。
例えば、金利の所に自分が利用を予定している金融商品等の金利を入れてみましょう。
すると、元本を2倍にするための年数がわかるのです。
逆に、予定している年数から計算すると、金利がわかる事になります。
ちなみに、この法則は会計の父とも呼ばれているイタリアの数学者ルカ・パチョーリという方が述べたとされています。
1494年頃、スムマと呼ばれている数学書で述べたとされているため、興味の湧いた方は是非調べてみてください。
ちなみに、この法則ですが万全では無く、誤差も存在しています。
金利の場合は6%から10%でこの法則を使用するのが無難ですね。
ちなみに、一番誤差が小さいと言われているのは8%程度の金利です。
また、概算として利用する際には72では無い数字の方が実際には良いと言われています。
この数字ですが、69.3ですね。実際に利用する際には72の法則という名前ですが、是非69.3で計算してみてください。
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2.中長期資産運用に144の法則を使う
次に、144の法則についてご紹介させて頂きます。こちらも基本的な考えは72の法則と同様です。
72の法則の場合は元本を4倍にするためのおおよその金利や年数を出してくれる数式になります。
数式も「金利(%)×年数(年)=144」と、72の部分が144になるだけですので覚え方は簡単ですね。
実際に、長年資産運用を行えば4倍にするのは決して難しい事ではありません。
もちろん、そもそもの元本の大きさやどの手法を利用するかによっても異なりますが、便利な手法の一つです。
また、自分の目標を設定するという意味でも非常に役立ちますね。
例えば、20代のうちからこの144の法則を使いこなしている方ですと、どの手法を選べば良いのか曖昧な理由ではなく、明確な理由で判断出来るのです。
もちろん、誤差はありますので完全ではありませんが、大体でもその道程がどうなっていくのか判断しやすいので非常に便利ですね。
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