ローソク足で見る売買のチャートパターン7選

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ローソク足にはいくつかのチャートパターンがあり、それを基準に売買をしていくことが出来ます。

パターンを覚えておくだけなので、初心者でもすぐに活用することが出来るのです。

では、ローソク足で売買の基準になるチャートパターンを紹介していこうと思います。

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1.まずはローソク足の基本の形を知る

まずは、ローソク足の基本のパターンを知ることから始めましょう。

ローソク足は「始値」「終値」「高値」「安値」の4本値で構成されています。

陰線と陽線が「始値」と「終値」を表し、上ヒゲと下ヒゲで「高値」と「安値」を表しています。

ローソク足の基本パターンは、この4つから構成されていくのです。

胴体の長いローソク足は「大陽線」「大陰線」と呼ばれ、大底や大天井を確認することができる典型的なパターンです。

胴体の小さいローソク足は「小陽線」「小陰線」と呼ばれていて、上昇や下落をしたけれど動きは小さいことを表しています。

下ヒゲが長いときには、陽線なら更なる上昇を暗示し、陰線なら相場の反転の可能性があります。

上ヒゲが長いときには、陽線なら上昇が止まる可能性があり、陰線なら下降する可能性があることを示唆しています。

ローソク足の基本パターンは、それだけでも売買のシグナルになるので覚えておきましょう。

2.天井圏で出現しやすいローソク足のパターンは「ヘッド&ショルダー」である

株価が天井圏であるときのローソク足のパターンとして有名なのは、「ベッド&ショルダー」と呼ばれる形です。

「ヘッド&ショルダー」では、高値をつけた後、一度安値に下がって再び上昇します。

そして次の高値は、最初の高値よりも高い位置になります。

2度目に下がって安値をつけても、最初の安値より高いところで反転します。

3度目の上昇では、2度目の高値を抜けずに下がってしまうという特徴があります。

この形は、人間の「左肩・頭・右肩」のように見えることから「ヘッド&ショルダー」と呼ばれているのです。

このローソク足のパターンは天井圏でよく見られるものなので、その後は下落する可能性が高いと言われています。

3.天井圏では「ダブルトップ」のチャートパターンが出やすくなる

ローソク足のチャートパターンでは「ダブル・トップ」と呼ばれるものもあり、これも天井圏でよく見られるものです。

同じような高さの山を2つ描いてから下落していくというパターンになります。

2つの山の間の谷(安値)を超える程度の下落を見せると売りのシグナルとなります。

チャートパターンでは、安値をつけた点を結んだラインをネックラインと呼びます。

ネックラインを超えて値下がりしていくときには、売りのサインと見てもいいのです。

ですが、山が2つだからという理由で必ずしも天井圏であると言い切ることはできません。

このチャートパターンの場合には、いくつかの山を作ったときに出来たネックラインを超えて下落していくラインを描くことで、初めてローソク足のパターンが完成するのです。

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4.ローソク足が天井圏に入ると「ソーサートップ」という形になる

ローソク足では、天井圏のチャートパターンとして、「ソーサー・トップ」と呼ばれるものもあります。

お皿をひっくり返したような形なので、このような名前が付いています。

高値圏で小さな上下を繰り返していて、その間に天井圏が形成されるパターンになります。

このパターンではトレンドの反転を知ることができます。

高値圏での小さな値動きがあった場合には、この状態から下に抜け出したところがトレンドの反転になります。

高値圏での反転なので、下落の傾向にあると考えてもいいでしょう。

なので、ネックラインを超えて下落していくのであれば、売りのシグナルと見てもいいローソク足のパターンです。

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