起業をしても、90パーセントの人が1年以内に失敗してしまうと言われています。
そんな中で起業をするためには、失敗した人から原因を聞くことが大切なのです。
そこで、起業をして失敗してしまった原因について考えてみようと思います。
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1.成功者の話を簡単だと受け止めてしまう
まず、起業をする人は、過去に起業をしてきた人の話を参考にすることがあります。
そのときに多いのは、成功談ばかりを参考にしてしまうことです。
誰でも、起業して成功したいというのは同じですから、成功したときの話を読んでしまうのは当たり前です。
でも、日本の起業家と呼ばれるような、大成功を収めた人達の話ばかり読んでしまっていれば、「自分もあんなふうになれる」と思ってしまうのです。
そして、少しでも失敗してしまったときのダメージというのは、とても大きなものになってしまいます。
起業をするというのは、とても夢に溢れたことです。
ですが、その分リスクも大きく、失敗してしまったときの事を考えておく必要はあります。
とはいえ、失敗してしまったときの事ばかり考えていても、いいことはありません。
成功者に学ぶことも大切ですが、失敗談からリスクを考えることも大切なのです。
2.市場をきちんとリサーチできない
起業をした後、失敗するか成功するかというのは、自分の売る商品がどれだけ売れるかということにかかっています。
どんな商品でも同じで、品物であっても、文章であっても、そのものが売れる市場がなければ、どんなにいいものも売ることは出来ないのです。
つまり、起業をするときには市場のリサーチがとても大切になります。
莫大なお金をかけて、とても役に立つ(と自分では思っている)商品を作ったところで、その商品が売れなければ、最初にかけたお金は戻ってきません。
この、「とても役に立つと自分では思っている商品」というのがミソなのです。
自分で思っているだけでは、その商品が売れるかどうかは分かりません。
その商品を欲しいという人がいて、初めて商売が出来るので、自分が思っているだけでは無意味なのです。
商品を作るときには、まず、市場のリサーチを徹底しましょう。
これだけで、失敗のリスクを減らすことができます。
3.価格と原価の設定ができなかった
例えば、Aという商品を作るためには、1000円かかったとします。
売り出し価格が1000円では、商品の利益がありません。
価格が900円なら、100円のマイナスになってしまいます。
1200円で売ったら、200円の利益が出ます。
このように、商品を作って売るときには、原価と価格を決めなければいけないのです。
原価を下回る価格にしてしまえば、赤字になってしまいます。
でも、原価よりも大幅に高い価格なら、買ってもらえないかもしれません。
このあたりの見極めをすることが、起業をするときには大切なのです。
では、原価0円の商品ならどうでしょうか?
例えば、文章などは原価がかかりませんが、人件費がかかります。
通信費などもかかるので、商品を作る価格ではなく、商品のために必要な価格が原価になることもあります。
原価と価格を見極めないと、赤字になってしまい、起業が失敗してしまうこともあるのです。
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