4.経費にならないものを知る
経費が増えれば、所得も減って税金の額が少なくなるということは、先ほどの説明で分かって頂けたと思います。
ですが、何でもかんでも経費になるというわけではなく、経費になるものとならないものがあるのです。
例えば、副業で使うために買ったパソコンや消耗品は、経費として考えることが出来ます。
でも、副業以外でも利用しているようなものは、経費として計上することが難しくなるのです。
例えば、副業でたまに車を使うからガソリン代を経費にしたいと思っても、車を使う目的の大部分が副業以外のことであれば、ガソリン代が経費にならない可能性もあるということです。
「副業のために」購入したものである、ということを明確にできないと、副業の経費として計上するのは難しいと思ってください。
そして、自分としては副業に使うためと思っていても、税務署に納得してもらえなければ経費として認められないので、経費にならない可能性があるということを覚えておきましょう。
判断が難しい場合には、税務署に確認することが一番です。
5.確定申告はインターネットでも行える
忙しいサラリーマンは、確定申告のために税務署に行ったり、市役所に言ったりする時間がないかもしれません。
そんなときには、便利なインターネットからの確定申告をおすすめします。
「e-Tax(国税電子申告・納税システム)」と呼ばれるものは、自宅にいながら簡単に、インターネットを通じて確定申告を行うことが出来るシステムです。
用意するものは、ICカードの身分証明書(住民基本台帳カードなど)と、ICカードリーダーです。
ICカードの身分証明書は、発行までに時間がかかるので、余裕を持って発行するようにしましょう。
インターネットを使って確定申告をすると、長い時間税務署などで待たなくても、自宅で簡単に確定申告が出来ます。
また、申告書の処理期限が短縮されるので、還付金がある場合には、還付金が返還される時期が早くなります。
納税も、インターネットバンキングなどから行うことが出来るので、サラリーマンの確定申告にはピッタリなのです。
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サラリーマンが副業でお金を稼いだ時の確定申告の方法
1.副業の確定申告は20万円を超えたら行う
2.サラリーマンなら普通徴収を選ぶ
3.所得と経費を知っておく
4.経費にならないものを知る
5.確定申告はインターネットでも行える
確定申告
サラリーマンの副業は増えていますが、確定申告のポイントを知っている人は少ないのが現状です。
来るべき確定申告に備えて、今から準備をしておくことが大切なのです。
確定申告前に慌てないように、しっかり準備をしておきましょう。