楽天の三木谷浩史氏は、社内で使う言葉を英語にするという「英語公用語化」を進めて話題になりました。
英語公用語化というのは、世界的に見ると普通のことですが、日本的には珍しいことでした。
三木谷浩史氏は、どんな思いで英語公用語化を進めていったのでしょうか。
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1.グローバルスタンダードにあわせるためである
三木谷浩史氏が、社内の公用語を英語にしようとする「英語公用語化」を進めていったのは、グローバルスタンダードにあわせるためでありました。
世界的に見て、世界の公用語は何かと言うとやはり英語です。
日本語文化というものが世界的に浸透してきたからといっても、ビジネスの分野での公用語というのは、やはり英語なのです。
ですから、グローバルスタンダードにあわせるためには、英語を使って仕事をしていくことが大切なのだと考えたのです。
楽天は、世界的に活躍していこうとする会社でした。
ですから、世界レベルに合わせることというのは、とても重要なポイントだったのです。
いくら技術があっても、それを発信するだけの言葉を持っていなければ何も出来ないのです。
これから世界に向けて色々なビジネスを始めていく楽天では、英語が使えるということを当たり前にしておく必要がありました。
三木谷浩史氏が英語公用語化を進めていく背景には、グローバルスタンダードに合わせて、世界で通用する会社にしていくためなのです。
2.世界で発言できる人材を育てる
三木谷浩史氏が英語を使うようにした背景には、世界で発言できる人材を育てるためという理由もあります。
日本は、世界的に見ても技術の優れている国です。
細かい作業が得意であったり、緻密な工程をしっかり遂行できる人材がたくさんいるのです。
その点においては、日本は世界より一歩進んでいる国だといえるでしょう。
ですが、世界的な発言力というのは、日本に足りない部分でもあります。
いくら優れた技術を持っていたとしても、それをアピールする術を持たなければ、それは国内だけのもので終わってしまうのです。
どんな技術であっても、世界的なシェアというのは確実にあります。
今や、日本の中だけではなく、地球規模での技術の売り込みが必要になってきている時代なのです。
三木谷氏は、いち早くそれに気付きました。
世界でしっかり発言できる人材を育てることは、日本の高い技術力を世界に向けて発信することに繋がるのだと思ったのです。
ですから、三木谷浩史氏は英語をもっと使えるようにしなければいけないという気持ちから、英語公用語化に踏み切ったのです。
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3.楽天のグローバライゼーション化
三木谷浩史氏は、楽天の規模を世界的なものにしたいと思っているので、社内での英語公用語化を進めていったとも言われています。
楽天のようなネットショップは、世界規模で運営を行っていくことができます。
また、他の分野においても、世界的なシェアというのは、確実に見込むことが出来るのです。
そうなった場合、楽天の世界進出には、英語が欠かせなくなります。
それは、トップである三木谷氏だけが話せればいいという問題ではなくなってしまうのです。
社員1人1人が、きちんと英語を話せるようになることが、世界的な展開をしていく上では重要なポイントになってくるのです。
三木谷氏はこのことについて、「グローバライゼーションのためにも、英語公用語化は必要である」と訴えていました。
現在では、会議なども英語で行われている楽天なので、英語公用語化の進歩は確実なものになっているようです。
世界的な発展をしたいと思っている楽天と三木谷浩史氏にとって、英語というのはとても重要なものであると思ってもいいでしょう。
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