4.英語を最低限のビジネススキルであると見ている
柳井正氏は、英語を活用していく中で、これからの社会には必要不可欠なものであるという意識を強く持っています。
英語が出来ることは、最低限のビジネススキルとなるということなのです。
柳井氏は、英語が出来ないとどこも雇ってくれないという日が来るのも遠くない話であると考えています。
英語が出来ることで、どんな人ともお互いの気持ちを伝え合うことができます。
特に、日本の技術を持って海外に行くときには、日本らしい細やかさなどを海外の人に教えテイク必要があるのです。
そこで日本語しか使えないと、上手く海外の人に伝えることが出来ず、日本らしさが失われてしまうのです。
海外マーケットで売り上げを伸ばしていくためには、やはり、日本らしさは欠かせない条件になります。
日本らしいDNAを持った商品を、日本らしいやり方で売っていくことが求められるのです。
そのことを海外の人に伝えていくためにも、英語は最低限のビジネススキルであると柳井正氏は考えています。
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5.英語よりもコミュニケーションスキルが重要だという
英語力が足りないと日本人は言われていますが、柳井氏は英語よりも、コミュニケーション能力が足りないのではと考えています。
日本と海外の大きな違いは、コミュニケーションのとり方です。
例えば、日本にいると「言わなくても伝わる」という風潮が根強く残っています。
ですから、「ここはこうして欲しい」と言う要望も、言わなくても伝わってしまうことがあるのです。
海外に行くと、その考え方は通用しません。
海外では「言いたいことははっきり言う」という風潮が強いため、どんなに些細なことでも言葉にして、話し合うのです。
柳井氏は、日本人に足りないものは、「言葉にして話し合うこと」と考えています。
ですから、英語公用語化の影には、コミュニケーション力を上げなければいけないという考えもあったのです。
コミュニケーションをとることで、相手が何を考え、自分が同思っているのかを伝え合うことができます。
ですから、柳井正氏は、英語力も大切ですが、日本人にはコミュニケーションスキルが重要だと考えているのです。
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柳井正氏が英語を活用しつづける5つの理由
1.英語を社内公用語として使用することにしている
2.店長や管理職は海外勤務を行うべきであるとしている
3.英語ができることは必須である
4.英語を最低限のビジネススキルであると見ている
5.英語よりもコミュニケーションスキルが重要だという
柳井正
柳井正氏がファーストリテイリングの英語公用語化を進めたのは、今後、日本市場ではなく海外市場がメインになると考えていたからでした。
それは、ファーストリテイリングの発展でもあり、日本企業の発展でもあるのです。
英語が出来ることや、誰とでもコミュニケーションができることは、これからの社会にとって必要なことであると柳井正氏は考えています。