イー・アクセス買収から学ぼう!孫正義氏の手腕を知る5つのポイント

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孫正義氏率いるSoftBank(ソフトバンク)によるイー・アクセスの買収

当時はネットでも大きな話題になっていましたね。

そして、この買収にもまたさまざまなドラマがありました。

そこで、5つのポイントをご紹介させて頂きます。

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1.孫正義氏がイー・アクセス買収を発表した

なんといっても、始まりは孫正義氏がイー・アクセスの買収を発表したところから始まりました。

両社は経営統合とLTE回線の相互乗入れを発表したのですが、その結果契約者数というのは業界でも2位になるのです。

まだまだ携帯電話といえばドコモ、au、Vodafoneというイメージが強い方もいましたね。

今はスマートフォンが主流になり、一気にSoftBank(ソフトバンク)の知名度も上がりましたが、それでも長くこの3社が主流になっていたという事もあり、まだまだ認識は弱いものでもありました。

しかし、一気に業界の2位になるチャンス。つまり、絶好の機会です。

Vodafoneが買収された際にドコモやauにキャリアを変更した方も少なくはありません。

しかし、それ以上に取り戻せるチャンスだったのです。

2.イー・アクセス買収の目的を考える

孫正義氏がイー・アクセスの買収を決めたのはもちろん目的があるからです。

その筆頭といえば周波数帯ではないでしょうか。当時のイー・アクセスは1.7GHz帯という周波数帯しか所有していませんでした。

これは3G回線ではあまり使用されてはいないのですが、LTEとなると話は別。多くの国でも使用されているグローバルな帯域なのです。

実際にSoftBank(ソフトバンク)はIphone5においてこの帯域に対応しています。

更にイー・アクセスも先行してLTEブランドを展開しました。

携帯電話事業者にとって帯域というのは非常に重要です。これによって電波の到達具合も全く異なるのです。

更に電波にはそれぞれに特徴があります。

弱く、障害物に弱い電波もあれば逆に遠くまで届き、障害物を物ともしない電波もあります。

それだけに携帯電話事業者にとっては死活問題になるわけですね。

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3.買収する事によって業界2位へと躍り出る

孫正義氏率いるSoftBank(ソフトバンク)がイー・アクセスを買収する事によって、携帯電話事業者としては契約者数が2位に踊り出る事になります。

約3400万、更にウィルコムを含めると約3900万会員。

この数字は、1にいるKDDI・沖縄セルラーと非常に肉薄しています。

KDDI・沖縄セルラーといえばauブランドを展開している会社としてお馴染みですね。

もちろんシェアの拡大というのは非常に重要です。シェアが広がればその分利益も増えます。

そして、何より会社の力を高めてくれるのです。

どのキャリアを展開する会社でも、常にキャンペーンを行っている程このシェア拡大には躍起になっているというのがよくわかりますよね。

SoftBankがイー・アクセスを買収した件でも、このシェア拡大についての話題が多く取り上げられていました。

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