4.1対1のロビー活動も招致に大きく貢献した
日本はロビー活動を苦手としていましたが、東京オリンピック招致では、ロビー活動に力を入れていたといわれています。
そもそも、ロビー活動とは、IOC委員に「日本でオリンピックを行うメリット」を分かってもらうための活動です。
そして、IOC委員の票を集めるための活動になります。
今まで、日本はロビー活動が苦手とされていました。
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ですが、今回の招致活動では、弱点と言われたロビー活動をしっかり行い、日本の良さをアピールし、東京オリンピックを行うメリットを伝え続けてきました。
IOC委員と1対1で話し合うことができれば、より多くの良さを伝えることができるのです。
今回のロビー活動では、1対1での対話が多くありました。
そして、ロビー活動に参加したのは、東京オリンピック招致委員だけではなく、皇族も参加していたのです。
日本の総力を上げてロビー活動を行った結果が、東京オリンピック招致に繋がったのです。
5.マイナス要因が少ないことも、東京オリンピック招致成功の決め手だった
東京オリンピック招致成功の裏には、他の2つの国よりマイナス要素が少なかったことがあります。
日本にオリンピックを迎えるに当たってのマイナス要因というと、東日本大震災の影響と、原発事故の影響でした。
ですが、裏を返せばそれ以外にはマイナスの要因がなかったと言えます。
最終選考に残ったマドリードとイスタンブールには、それぞれ大きなマイナス要因がありました。
マドリードには、経済的な不安があり、オリンピック開催が出来るのかどうかという不安をIOCに残したままでした。
イスタンブールではデモが激化し、オリンピックを招致したとしても、選手や関係者、観光客の安全を守れるのかどうかという不安がありました。
経済的な不安や、治安の不安というのは、東京で行うことのマイナス要因の不安よりも大きなものでした。
そして、日本は安倍首相がマイナス要因に対する対策をしっかり打ち出し、真摯に対応したことで、原発事故などのマイナス要因も少なくすることが出来たのです。
東京オリンピック招致成功の陰には、マイナス要因の少なさもあったのです。
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2020年東京オリンピック招致に成功した5つの理由
1.東日本大震災からの復興が、東京オリンピック招致に大きく関わった
2.コンパクトさのアピールで招致に成功した
3.日本らしさのアピールで東京オリンピック招致を成功させた
4.1対1のロビー活動も招致に大きく貢献した
5.マイナス要因が少ないことも、東京オリンピック招致成功の決め手だった
2020年東京オリンピック招致
2020年東京オリンピック招致に成功した理由を5つ挙げました。
これ以外にも、東京でオリンピックを行うメリットはたくさんあります。
東京オリンピック招致に成功した暁には、やはり、大会そのものも成功させることが大切になるのです。