2020年東京オリンピック・パラリンピック開催に向けてまず知っておきたいのは1964年に開催された東京オリンピックです。
当時の各国の反応、そもそもの内容など、日本は過去に東京オリンピックを成功させた経験があるので、次に繋げていきたいですね。
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1.1964年東京オリンピックの意図を知る
2020年東京オリンピック・パラリンピックでは、まだ復興の課題は残るものの、東日本大震災からどのように日本が立ち上がったか注目されています。
原発問題や信頼問題も含め、元気な日本の姿を世界各国に見せつけるという事ですね。
では、1964年に開催された東京オリンピックではどうだったのでしょうか。
ちなみに、アジア地域で初めて開催されたオリンピックであり、有色人種国家が開催したというのもオリンピックの歴史の中で初めての事でした。
1964年の前に、日本は第二次世界大戦で敗戦しています。
そして、それから世界が驚く程のスピードで復活を遂げました。
その日本が再び国際社会に存在感を示すという意味もあったのです。
更に、植民地支配が破られた事もあり、日本が開催するオリンピックという事でアフリカ諸国やアジアからの参加も増えました。
そのため専門家の中には、国際社会にとってもこの1964年東京オリンピックは非常に重要だったと唱える方も多いですね。
2.開催までの経緯を知る
2020年東京オリンピック・パラリンピックでも、開催決定に至るまでの経緯というのが存在しています。
1964年東京オリンピックでは、デトロイト、ウィーン、ブリュッセルという他の国の候補と競いました。
そして、東京は34票を獲得。2位のデトロイトは10票ということで、圧倒的な勝利でした。
獲得数は、実に全体の過半数以上に及んだのです。
この時スピーチを行った中でも評価が高いのは当時外交官であった平沢和重氏。
他に、当時都議を務めていた北島義彦氏など。
ロサンゼルスの実業家であったフレッド・イサム・ワダ氏も中南米諸国の支持を集めるために活躍しました。
2020年も1964年も、招致決定までに多くの方々の努力があったという事を忘れてはいけませんね。
3.1964年東京オリンピックの開会式を知る
2020年東京オリンピック・パラリンピックでは、開会式にも注目が集まっています。
そこで1964年の東京オリンピック開会式についても少しご紹介させて頂きます。
場所は国立霞ヶ丘陸上競技場。開会式前日には台風が接近してしまったのですが、当日には見事に秋晴れの一日となりました。
入場は発祥の地であるギリシャを先頭に、日本は最後尾を務めました。
他の国に関してはアルファベット順に並びます。
そして、この時昭和天皇はギリシャから日本まで起立したままで迎えたそうです。
そして、象徴的だったのは約8000羽という鳩の一斉放鳥です。
これは、日本鳩レース協会員らが、2年がかりで会員から集めたそうで大きな話題になりました。
また、ブルーインパルスも見事な五輪マークを描いたのですが、これはリハーサルでは一度も成功しなかったそうで、日本の本番力の強さも見事に出た瞬間となりました。
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