キャリアウーマンと専業主婦、どちらが勝ち組なのかということが度々議論されることがあります。
どちらにも良いところはあり、どちらが勝ち組で、どちらが負け組であるかというのは一概にはいえません。
では、専業主婦とキャリアウーマン、どちらが勝ち組なのかを比べるポイントについて考えてみましょう。
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1.結婚と出産を「女の幸せ」と考えると専業主婦が勝ち組といえる
結婚や出産を「女の幸せ」と考える人にとって、専業主婦というのは勝ち組のパターンになるといわれています。
昔から、女の人は結婚をして出産をすることが幸せであるという風潮があります。
その結果、今の時代であっても、「結婚や出産をすることが一種のステータスである」という考え方は根強いのです。
なので、結婚や出産を後回しにしているように見えるキャリアウーマンは負け組であると考える人も多いのです。
確かに、結婚や出産というのは、女性の幸せのひとつの形だと思います。
なので、それを目指しているという女性も多く、仕事をしないまま結婚するという人も、昔ほどではありませんが、今でもいるのです。
また、自分の親が専業主婦であり、ずっと家にいて家事をしていた家庭に育つと、兼業主婦やキャリアウーマンよりも、専業主婦のほうが「女の幸せ」を手にしているという点で勝ち組であると言う人が多いのです。
「女としての幸せ」を基準に考えると、結婚や出産をしている専業主婦が勝ち組といえるのかもしれません。
2.夫の収入で悠々自適に暮らせるのであれば、勝ち組であると考えられる
夫の収入のみで悠々自適に暮らせる専業主婦は、世間的に見ても勝ち組といえるのかもしれません。
夫の収入のみで、妻が悠々自適に暮らすためには、子供がいることを前提にすると、年収にして1500万円程度が必要だといわれています。
世帯年収で1500万円あれば、貧困層が多い日本の中においては、稼いでいる世帯であるということが出来るでしょう。
ですから、夫の収入のみ1500万円あれば、それは勝ち組といえるかもしれません。
ただし、1500万円の収入があっても、豪遊生活を送っているようでは生活が困窮してしまいます。
お金持ちというのは、質素倹約を知っていて、必要なところにはしっかりお金をかけたとしても、必要ではないところにはお金をかけないことを知っているのです。
ですから、夫の収入のみで豪遊生活をしていて生活が苦しい人は勝ち組とは言えませんし、質素倹約をしつつも悠々自適に暮らしている専業主婦は勝ち組といえるのかもしれません。
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3.キャリアを積めるときに積める女性は、同じ女性から見ても憧れの存在である
専業主婦に勝ち組か負け組みかという話を聞いてみると、「キャリアを積めるときに積める女性は格好良い」という意見を聞くことも出来ます。
女性は、結婚をして出産、子育てとしていくと、どうしても社会とのつながりが希薄になってしまいます。
その後、社会復帰をしようと思っても、ブランクがある分だけ、仕事に追いつけずにキャリアからは外れてしまうのです。
キャリアウーマンと呼ばれる女性は、決して結婚や出産をあきらめているわけではありません。
晩婚化が進んでいる今、結婚や出産をすることが少しくらい遅くなったとしても、しっかりキャリアを積んでからでも良いと考える人も増えているということなのです。
確かに、今は30代になってから結婚をしたり、40代で初婚という人も増えてきていて、そういう人たちはしっかり貯金を作ってから結婚をしたり、将来的なステップアップを見据えてから結婚をしています。
なので、キャリアウーマンが負け組で、専業主婦が勝ち組とは一概にはいえないのです。
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