インドネシア通貨に関する5つのポイント

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fxなどが流行り始め、世界中の通貨に注目が集まっていますが、今特に注目されているのがインドネシアの通貨です。

インドネシアの通貨というのは、普通に生活しているだけではなじみがないかもしれません。

そんな、インドネシア通貨に関するポイントを紹介しようと思います。

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1.インドネシアの通貨は、ルピアである

インドネシアの通貨単位は、ルピア(Rupiah)といい、通常の表記は「Rp」と表記されます。

日本円との差が大きく、インドネシアの物価は日本の10分の1とも言われています。

紙幣は8種類流通していて、高価は5種類が流通しています。

ルピアと言う名前の由来は、ルピーから来ているといわれています。

ルピアは、インドネシアの中央銀行であるインドネシア銀行が発行しているお金です。

ルピア紙幣は「1,000」「2,000」「5,000」「10,000」「50,000」「100,000」という桁の多い数字が並んでいるのが特徴でもあります。

元々は、補助通貨であるセンも発行されていましたが、インフレの影響によって、現在では発行や流通はありません。

なので、インドネシアで使える通貨というのは、ルピアのみということになります。

ルピア紙幣には、スカルノ大統領を始め、たくさんの著名人の肖像がが使用されています。

インドネシア通貨であるルピアは、今、注目を集めている通貨の1つなのです。

2.日本円に換算すると、1円が15ルピアである

インドネシアの通貨であるルピアを日本円に換算すると、1円は15ルピアほどになります。

このことから分かるのは、インドネシアの物価が非常に低いということです。

日本の物価の10分の1程度とも言われているので、日本である程度稼いでからインドネシアに行けば、遊んで暮らせるようなところである、というのと同じかもしれません。

インドネシアでは物価の上下が激しくなりつつあります。

2人で食事をして5000円程度かかるところから、庶民派で500円単位で食事を出来るところまで、様々な店舗が存在し始めました。

これは経済が動き始めていると見てもいいので、インドネシアにとっては良い条件なのだと思います。

かつては日本円にすると月給1万円といわれていたインドネシアですが、近代化が進み、物価も少しずつ上昇する傾向にあるのかもしれません。

インドネシア通貨は、日本円に比べると価値の低いものかもしれませんが、インドネシアの人たちにとってはとても大切なものでもあるのです。

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3.通貨危機に巻き込まれたことがある

1997年、インドネシアはアジア通貨危機に巻き込まれました。

アジア通貨危機は、タイを中心に始まりました。

アジア各国の急激な通貨下落減少を、アジア通貨危機と呼んでいます。

この通貨下落は、アメリカの投資家による通貨の空売りによって引き起こされたもので、アジアの経済に大きなダメージを与えてしまいました。

その結果、インドネシアはIMFの管理下に入ることになりました。

当初、インドネシアは金融情勢も良好だったために、影響は受けていませんでした。

ですが、タイが変動相場制へと移行すると、インドネシアぼ通貨局はルピアのレートを固定し、危機に見舞われることになってしまいました。

この危機に、日本もインドネシアの支援に協力し、今では立て直すまでに至っています。

このアジア通貨危機は、インドネシアのみではなく、アジア各国の経済を崩壊させるまでの大きな事態でした。

最近でも、アジア通貨危機を彷彿とさせるような為替の動きもあり、インドネシア通貨が再び下落してしまう可能性も、ゼロではないことを示しているのかもしれません。

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