2020年東京オリンピック・パラリンピック開催が決定し、その中でも招致スピーチに大きな注目が集まりました。
では、どういった点が評価されたのでしょうか。違った側面から見てみるのも面白いですよね。
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1.2020年東京オリンピックの魅力をシンプルに伝える
2020年東京オリンピック・パラリンピックの招致スピーチで、日本はとにかくシンプルに内容を伝えました。
これは私達が普段行うスピーチやプレゼンにおいても非常に重要な事です。
例えば、自分にしかわからないような用語を使ってスピーチを行ったらどうでしょうか。
使う用語というのは、聞いている人が知っている必要があります。そうしなければ意図が伝わらないからです。
しかし、世の中のスピーチではこのように話が難しくなってしまうスピーチというのが多数存在しています。
これがいわゆる悪いスピーチのお手本とされる事も多いですね。
一昔前では、その人の知識を披露する場としてこういう内容も多かったのですが、それでは目的の本質を見誤ってしまっているでしょう。
そこで、このようにシンプルに伝える事も重要だと知っておくべきですね。
2.資金力の形を伝える
2020年東京オリンピック・パラリンピックの招致スピーチの場で、日本は資金力の強さをアピールしました。
しかし、ただ資金があるという事をアピールするだけではなく、その形も重要なのです。
例えば、東京と争っていたマドリードでも資金力について取り上げられていましたが、これはあくまで手形の話です。
そして、日本の場合はキャッシュの話でした。手形とキャッシュ、どちらの方が信頼出来るかと問われればその答えも明確です。
このように、メリットは漠然とした形だけではなく、細かな部分までもしっかり伝える事が重要です。
そうしなければ時にメリットは質問の的になってしまう事もあります。
しかし、うまく使えばメリットの効果を更に上げる事も可能です。メリットの取り上げ方についても一工夫が大切ですね。
3.2020年東京オリンピック招致ではそれぞれの立場を考慮した
2020年東京オリンピック・パラリンピックの招致スピーチの場で、重要だったのはやはり誰に任せるか、そしてどんな内容を話してもらうか、といった問題です。
例えば、猪瀬都知事がスポーツに関する内容を延々と話していても、その意思というのは伝わりません。
やはりそこはアスリートに伝えてもらう必要があるでしょう。
このように、自分には適している役割があります。
特に、今回のように他者と競っている場合ではより重要になるでしょう。
他の人には無い自分の良さや特徴といったものを自分のスピーチに反映させるのです。
同じ内容を話していても、もっと技術を持った方に取られてしまうでしょう。そして、個性の無い話には支持が入りません。
まずは自分を信じる事。そして、自分の立場を考える事です。自分の良さや立場を考慮してその内容を組み込んだスピーチというのはより人の心を動かすでしょう。
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