2020年東京オリンピック・パラリンピックをもっと楽しむために、過去のオリンピックの歴史についてご紹介させて頂きます。
昔のオリンピックはどのような趣旨で開催されていたのでしょうか。
また、どんな競技が行われていたかなど、いくつかご紹介させて頂きます。
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1.オリンピックの誕生について知る
2020年東京オリンピック・パラリンピックを迎える前に、まずはそもそものオリンピック誕生について知っておきましょう。
近代オリンピックが始まったのは1896年。そして、その前身となったのが古代オリンピックです。
これは古代のギリシアで開かれていて、オリンピア祭典競技と呼ばれていました。研究の結果では、紀元前9世紀ごろだと言われています。
その目的も今とは異なっています。今のオリンピックでは世界平和を目的としたスポーツの祭典としての意図が強いですよね。
しかし、オリンピア祭典競技の時代では宗教的な行事としての意味合いが強かったのです。つまり、神々を崇めるという意図でした。
そして、オリンピア祭典競技の他にも競技祭は存在していました。
コリンド、ネメア、デルフォイという地方にそれぞれイストミアンゲームズ、ネメアンゲームズ、ピシアンゲームズが開かれていました。
2.東京オリンピックの前に古代オリンピックの開催場所を知る
2020年東京オリンピック・パラリンピックが開催される前に、最初に行われた種目をいくつかご紹介させて頂きます。
まず、古代のオリンピアにはスタディオンという施設がありました。
長さ215mで幅は約30mの広場があり、その周りを高い盛り土が囲んでいました。
貴賓席として大理石のベンチも用意されていたそうで、当時の光景が思い浮かびます。
1スタディオンという単位があるのですが、それはこの競技場が基準になっています。
このスタディオンのコース(約191m)を走る競走が最初に行われた競技だったのです。
この1スタディオンという距離は、ゼウスの足裏約600歩分に相当していると言われています。
ゼウスといえば、天空神としてお馴染み。
オリュムポスの神方の家族や人類にとっての守護神でもあり、支配神でもありました。
この距離を実測したのはヘラクレスだとも言われています。
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3.東京オリンピックの前に古代オリンピックの種目を知る
2020年東京オリンピック・パラリンピックでも、さまざまな競技が登場します。
どんな競技でどのような結果が出るのか楽しみですね。
では、過去のオリンピックではどのような競技が行われていたのでしょうか。
まずは先にご紹介させて頂いたスタディオンのコースを走る競走です。
それから、第14回大会では約400mを走るディアロウス競走が追加されました。
これは2スタディオンを走る競走で、スピードだけではなくスタミナもその勝敗を左右しました。
次の第15回大会では長距離走も追加されています。
他にも、第18回大会からはペンタスロンという競技が追加されています。
これは1人の選手が5つの競技で戦います。
やり投げ、円盤投げ、レスリング、幅跳び、短距離競走と総合的な運動能力の高さが試されたのです。
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