4.会計学をしっかり行うことで、会社の成長を促すことができた
稲盛和夫氏は、経営は会計学がないとダメだという考えを持っています。
その考えを元にJALを再建させたことがあるので、間違いではないのです。
稲盛氏の考える会計学というのは、自分自身の経営哲学をベースにした「会計の原則」がベースになっています。
まず、キャッシュベースであることは、お金の動きを把握して経営を行うことを意味しています。
そして、不正のないカラス張りの経営をおこなうことや、あらゆるものにたいして完ぺき主義を貫くことなど、7つの原則を稲盛氏は忠実に行っています。
一般的な企業は、採算向上などは行っていても、永久に発展し続けるためにはどうしたらいいのかということを考えずに会計を行っているのではないでしょうか。
稲盛氏は、現在の状況だけで満足するのではなく、将来についてしっかり考えることで、現状をより良いものにしていけると考えているのです。
ですから、稲盛和夫氏の考える会計学とは、京セラの将来的な発展を視野に入れているものなのです。
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5.従業員をやる気にさせることができたから、京セラは大きくなった
稲盛氏のような創業者がいくら頑張っても、京セラの社員が頑張らなければ会社は成り立っていきません。
そこで稲盛氏は、京セラの社員がやる気になるための鍵を見つけたのです。
従業員をパートナーとして迎え入れることは、一心同体となって仕事をしようとするためです。
また、経営者に心底惚れていない従業員は、会社のために働こうとする気持ちを持つことができないので、従業員に惚れられるような経営者であるべきだと稲盛氏は考えていました。
また、従業員の仕事に意義を持たせることで、高いモチベーションを保って仕事を行っていくことができます。
会社の指名や目的を明らかにすることで、従業員ひとりひとりがやらなければいけないことを明確にすることもできます。
そして何より稲盛氏が大切にしていることは、自らの心を高めることです。
経営者がしっかりとした哲学を持って自分の器を大きくすることで、従業員は経営者についていこうと思うことが出来るのです。
稲盛和夫氏は従業員をやる気にする鍵を持つことができたからこそ、京セラを成長させることができたのです。
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稲盛和夫が京セラを成功させた5つの秘訣「アメーバ経営と京セラフィロソフィ」
1.京セラフィロソフィを作ることができたから稲盛和夫は成功した
2.経営における大切な12か条を実践してきたから京セラは成長した
3.稲盛和夫はアメーバ経営をすることで成功することができた
4.会計学をしっかり行うことで、会社の成長を促すことができた
5.従業員をやる気にさせることができたから、京セラは大きくなった
稲盛和夫
稲盛氏が京セラを成長させることができたポイントを5つ挙げました。
このポイントというのは、どんな企業であっても同じことなのではないかと思います。
稲盛和夫氏は経営の神様と呼ばれていますが、京セラ成功の影には稲盛氏の経営哲学があったのです。